つぶやき

仕事の合間の気分転換

明けない夜はない

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久方ぶりにカメラを開けたら、いつかの朝焼けが出てきた。


明けない夜はないとはよく言われるけれど、夜が明ける前に凍えてしまうことの方が多いので「常夏の島で暮らしていれば良かったのに」とか思ったり、防寒具の準備を怠った自分を呪ったり。

誰にでも等しく夜はやってくる。シャンデリア燦めくラウンジで夜が明けるまで舞踏会に興じることもないままに、屋根のある住まいを捨てて歩き出したのだから、棘の夜道も砂漠だとしても野宿してでも踏破できるスキルを磨かなければ。
歩き続けられる気力と体力がなければ旅に出てはいけなかったのだろうし、それができなのならば、ちゃんと宿を確保する地図や情報や嗅覚を身につけておかなければ身を縮こまらせて震えながらでも耐えるしかないのだ。きっと、今がその時か。できるだけ消耗しないように気をつけながら、気力と体力を回復させて日が昇るのを待とう。きっと夜明けはもうすぐだって信じるしかない。