蛾の悲しみ
夜、1Fな事務所の窓をノックされたかと思いブラインドを開ける。
誰もいない。と、思ったら大きな蛾がカツンカツンと体当たりしていた。
これはちょっとビビる。
明かりに寄せられるのは習性とは言えなんかちょっと悲しい。
外に出て、隣の駐車場の蛍光灯を点けるとそっちに向かって飛んでいった。
一服して駐車場の灯を消すとふらふら別の明かりに向かって飛んで行く。
夜風がずいぶん冷たくなってきた。
仕事がノってきたときにかかってくる電話で集中が途切れた後、すぐにつづきをはじめられない。疲れが溜まっている。ああ、週末だなぁ〜。また新規入れちゃったから、やっぱり休みは無いねぇ。追い込みの時期にちょっとアホなんじゃなかろうか。とりあえず、段取りだけ付けて、日付が変わるまでには帰ろう。そうしよう。