つぶやき

仕事の合間の気分転換

新しい靴

歩くのに良い季節となったので少し前に新しい靴を買った。

一目惚れしたタウンスニーカー。予算よりも少しお高かったその靴は、かかとの部分がまだ硬く、長く歩くと靴擦れする。でも気に入っている。

過去にも一目惚れして購入し、若くて馬鹿かりし日々を共に過ごし、もうボロボロで履けなくなった靴がシューズクロークの肥やしになっている。特段の思い入れはもうないのだけれど捨てるに捨てられずの一足は、今となっては年賀状のやりとりくらいで会うこともなくなった笑顔の素敵な友人と似ている。ちょっと危なっかしいあの人は、今どうしているだろうか。そんなことを思ってみたけれど、今を変えることはもうないだろう。
新しい靴を早く慣らそう。そして、思い出の肥やしは捨ててスペースを作ろう。
さらなる出会いのために。