つぶやき

仕事の合間の気分転換

中年ってこと

人は毎日を過ごしながら、実は少しづつだけどココロが摩耗して劣化して、崩壊に向かっているのを「いいこと」で埋め合わせて、どうにか修復するのだけれど、どうにも追いつかなくなったときに、いっそのこと全部ぶち壊してしまおうって思ったり、被害を最小限に食い止めるために痛んでいる部位を少し砕いてみたりするのだろうと思っている。

 

話題が健康話か成功話になりはじめるのも中年。なかなか開き直れずに進退窮まるまでごじらせるのも中年。それに気づいて「ついに来たか…」とため息着くのも中年。

中年にもなるとたいていの悩みは3日以上続かないと思っていた。寝て起きた次の日には大抵のことは忘れるか、覚悟を決めて解決。

けれど、割と根が深くじわりじわりと追いつめられる闇の部分には、ふとしたきっかけで豹変しそうな自制心の限界がチラリと見えてしまう瞬間があり、そんなときに、なりふりかまわず救難信号を出せて、泣きじゃくってでもすがりつける人(パートナー、友人、肉親 etc…)がいることが、どれだけ重要かを知るのも中年。

肉体が老いてゆくのと同じように、環境も、ココロも、老いてゆくものだと気づいたとき、如何にして自分のココロの健康を、若さを保つかが、中年の最大の課題なのかもしれない。